- 電気電子生命概論
- メカトロニクス実習
- 機械システム設計製図-指南車の設計
- 建築設計1~3,計画・設計スタジオ1~3
- 化学情報実験1~4
- プログラム実習1・2
- 幾何学II・同演習
- 熱血! 量子力学
- 総合文化ゼミナール「ドラキュラ」
授業Report
電気電子生命概論
1年/専任教員+客員教員
電気電子生命学科では1年次に,電気電子生命概論という科目があります。この授業はこの学科ではどのような事が学べるのかについて毎週違った先生が講義してくださるというものです。講義の内容はやや専門的で,その場で理解するのは難しいこともあります。しかし講義を受けた時はわからなくても学年を重ねてゆく中で徐々に理解できていく内容も確実にあります。たとえば人工臓器についての講義ですが,その仕組みを理解するには人体の構造を理解すると同時にどのように駆動させれば良いのかというシステム制御の知識も必要不可欠です。概論の授業ではこの仕組みを説明していただけるのですが正直言ってかなり難しかったです。しかし2年生ともなると生命系の授業も人体の構造におよびますし,プログラム系の授業でも設計図となるフローチャートから実際にプログラムしてみる実技式の講義も行われます。このような授業を通して1年生の時はわからなかった内容も少しずつ理解出来てきます。
すべての講義を卒業までに完璧に理解するというのは大変でしょうが,この授業によってこの4年間自分がどんな方向に向かって学んで行けば良いのかという指針をたてることが出来る,大学生活初年度に受けるのにふさわしい講義です。(在学生:木嶋隆浩)
電気電子生命学科では1年次に,電気電子生命概論という科目があります。この授業はこの学科ではどのような事が学べるのかについて毎週違った先生が講義してくださるというものです。講義の内容はやや専門的で,その場で理解するのは難しいこともあります。しかし講義を受けた時はわからなくても学年を重ねてゆく中で徐々に理解できていく内容も確実にあります。たとえば人工臓器についての講義ですが,その仕組みを理解するには人体の構造を理解すると同時にどのように駆動させれば良いのかというシステム制御の知識も必要不可欠です。概論の授業ではこの仕組みを説明していただけるのですが正直言ってかなり難しかったです。しかし2年生ともなると生命系の授業も人体の構造におよびますし,プログラム系の授業でも設計図となるフローチャートから実際にプログラムしてみる実技式の講義も行われます。このような授業を通して1年生の時はわからなかった内容も少しずつ理解出来てきます。
すべての講義を卒業までに完璧に理解するというのは大変でしょうが,この授業によってこの4年間自分がどんな方向に向かって学んで行けば良いのかという指針をたてることが出来る,大学生活初年度に受けるのにふさわしい講義です。(在学生:木嶋隆浩)
担当者より
電気電子生命概論は入学して最初に受ける授業のひとつで学科の専任,兼任教員が一回ずつ担当して専門についてなるべく簡単に紹介する授業です。中には理解するために一定の基礎知識を必要とする授業もあるかもしれませんが,その時,分からなくても学年が進みさまざまな勉学を重ねるうちに次第に分かってくることが多いです。分からないことがあればどんどん担当の先生に質問して疑問点を解消してください。どの先生も質問は歓迎です。(遠藤哲郎 教授)
電気電子生命概論は入学して最初に受ける授業のひとつで学科の専任,兼任教員が一回ずつ担当して専門についてなるべく簡単に紹介する授業です。中には理解するために一定の基礎知識を必要とする授業もあるかもしれませんが,その時,分からなくても学年が進みさまざまな勉学を重ねるうちに次第に分かってくることが多いです。分からないことがあればどんどん担当の先生に質問して疑問点を解消してください。どの先生も質問は歓迎です。(遠藤哲郎 教授)
メカトロニクス実習
3年/黒田 洋司 准教授,椎葉 太一 准教授
メカトロニクス実習ではライントレースロボットを製作しました。通常の講義では学ぶ事のない「Better」な解決法を自分たちで模索していきます。部品配置を決めるにしても,車体重心を優先するのか,スイッチやコネクタの配置を優先するのか。機構についても,複雑で精密な機構を採用するのか,加工が容易な機構を採用するのか。「Best」とは言えない選択肢の中から,自分たちがより良いと信じた案でロボットをつくりあげていきます。紆余曲折の後,最後の発表会でロボットがゴールラインを通り過ぎていった時は,これまでのすべての努力が報われた瞬間でした。ものづくりにおける考えるべき要素の多さが,身をもって学べた実習でした。(在学生:田中智史)
担当者より
一つの"もの"を作り上げるには,機械や電気・電子,さらにはコンピュータとソフトウェアの知識など,学問やその応用力が必要になるばかりか,それぞれの多くの専門的な人とのチームワークによって作り上げていくプロジェクト遂行能力が必要になります。メカトロニクス実習では,メカニクス,エレクトロニクス,ソフトウェアの三本柱を学ぶと同時に,それらを有機的に繋げるよう,企画,設計,スケジューリング,製作を自らの手で行います。また,製作過程でのレビューを通じ,さらなる品質を求めての改良を行い,最終的に目指した機能と性能を持つ"もの"となるよう,作り上げていくための方法論を学びます。
一つの"もの"を作り上げるには,機械や電気・電子,さらにはコンピュータとソフトウェアの知識など,学問やその応用力が必要になるばかりか,それぞれの多くの専門的な人とのチームワークによって作り上げていくプロジェクト遂行能力が必要になります。メカトロニクス実習では,メカニクス,エレクトロニクス,ソフトウェアの三本柱を学ぶと同時に,それらを有機的に繋げるよう,企画,設計,スケジューリング,製作を自らの手で行います。また,製作過程でのレビューを通じ,さらなる品質を求めての改良を行い,最終的に目指した機能と性能を持つ"もの"となるよう,作り上げていくための方法論を学びます。
機械システム設計製図-指南車の設計
3年/田中 純夫 専任講師、田辺 実 専任講師
この授業では、車に取り付けられた矢が、車がどの方向に進んでも常に南を指す「指南車」を設計します。古代から伝わるからくりメカニズムの一つです。これを乗用車などの駆動に使われている現代の差動歯車機構を応用したメカニズムを考え設計します。
まず、歯車の種類を知り、その性質を理解した上で、歯車の組み合わせ方や配置を考えます。そして、軸や軸受などを設計し、これらを組立て易くする構造、さらに適切な寸法の設定、精度を学びます。組立の手順を考えて設計する必要があります。これを怠ると部品が付けられない、歯車が動かないという事態が発生します。独自のアイデアを組込む過程で、ものを創り出す楽しさが実感できます。また、教員と一対一で対話の出来る数少ない場でもあり、努力すればするだけ自分自身に返ってくる、そんな授業です。
この授業では、車に取り付けられた矢が、車がどの方向に進んでも常に南を指す「指南車」を設計します。古代から伝わるからくりメカニズムの一つです。これを乗用車などの駆動に使われている現代の差動歯車機構を応用したメカニズムを考え設計します。
まず、歯車の種類を知り、その性質を理解した上で、歯車の組み合わせ方や配置を考えます。そして、軸や軸受などを設計し、これらを組立て易くする構造、さらに適切な寸法の設定、精度を学びます。組立の手順を考えて設計する必要があります。これを怠ると部品が付けられない、歯車が動かないという事態が発生します。独自のアイデアを組込む過程で、ものを創り出す楽しさが実感できます。また、教員と一対一で対話の出来る数少ない場でもあり、努力すればするだけ自分自身に返ってくる、そんな授業です。
担当者より
現在「ものづくり」推進する動きが盛んになっていますが、ものづくりの原点は創造性と世界共通のルールに沿って設計情報を伝える設計図を創り出すことから始まります。設計は材料や力学、機械要素、熱、流体、人間工学などの集大成であり、設計図は材料を加工し、部品を組立てる重要な情報ソースであるばかりではなく、プレゼンテーションの貴重な手段です。この授業は設計の基本を学び、自らのアイデアを具現化することに興味をもつことを目標としています。おのずと身の回りの様々な機器のメカニズムに対する見方も変わってくるでしょう。自分の努力が形になって現れる、それが設計の魅力であることを知る授業です。アクティブに行動しましょう。
現在「ものづくり」推進する動きが盛んになっていますが、ものづくりの原点は創造性と世界共通のルールに沿って設計情報を伝える設計図を創り出すことから始まります。設計は材料や力学、機械要素、熱、流体、人間工学などの集大成であり、設計図は材料を加工し、部品を組立てる重要な情報ソースであるばかりではなく、プレゼンテーションの貴重な手段です。この授業は設計の基本を学び、自らのアイデアを具現化することに興味をもつことを目標としています。おのずと身の回りの様々な機器のメカニズムに対する見方も変わってくるでしょう。自分の努力が形になって現れる、それが設計の魅力であることを知る授業です。アクティブに行動しましょう。
建築設計1~3,計画・設計スタジオ1~3
2~4年/専任教員+兼任講師
建築学科では1年後期から実際に設計を始めていきます。設計が始まると与えられた条件や敷地を踏まえた提案を図面や模型で表現し,それをプレゼンテーションすることを学びます。自分のイメージやコンセプトという漠然としたものを実際に建築として描き,人に伝えるというとても大事なことを日々学んでいくのです。授業は学年を数班に分け,それぞれの班を専任教員や兼任講師の方が1人ずつ担当し,1対1で話し合うエスキスや互いに人の作品についてコメントしたりディスカッションしたりするかたちで進められます。各課題の最後に行われる全体講評会では,各班から選ばれた優秀作品を設計者が自らプレゼンテーションします。建築家として活躍されている講師の方々が,いろいろな視点から熱意のこもったアドバイスや指摘をしてくださるので,自分の設計をより深く考えられる機会になります。製図室という環境で,熱心な講師の先生方や周囲の学生たちと議論しながら,互いに切磋琢磨して設計を学ぶ経験は,とても楽しく,また充実しています。
学年が上がるに連れ,要求されるものは多岐に渡り難易度も上がっていきますが,粘り強く取り組むことで多くのことを学び,自分の興味関心を広げながら同時にはっきりさせていくことが出来ると思います。
(山中裕加:2009年度建築学科卒業,卒業設計堀口賞受賞,現在大学院建築史・建築論研究室在籍)
建築学科では1年後期から実際に設計を始めていきます。設計が始まると与えられた条件や敷地を踏まえた提案を図面や模型で表現し,それをプレゼンテーションすることを学びます。自分のイメージやコンセプトという漠然としたものを実際に建築として描き,人に伝えるというとても大事なことを日々学んでいくのです。授業は学年を数班に分け,それぞれの班を専任教員や兼任講師の方が1人ずつ担当し,1対1で話し合うエスキスや互いに人の作品についてコメントしたりディスカッションしたりするかたちで進められます。各課題の最後に行われる全体講評会では,各班から選ばれた優秀作品を設計者が自らプレゼンテーションします。建築家として活躍されている講師の方々が,いろいろな視点から熱意のこもったアドバイスや指摘をしてくださるので,自分の設計をより深く考えられる機会になります。製図室という環境で,熱心な講師の先生方や周囲の学生たちと議論しながら,互いに切磋琢磨して設計を学ぶ経験は,とても楽しく,また充実しています。
学年が上がるに連れ,要求されるものは多岐に渡り難易度も上がっていきますが,粘り強く取り組むことで多くのことを学び,自分の興味関心を広げながら同時にはっきりさせていくことが出来ると思います。
(山中裕加:2009年度建築学科卒業,卒業設計堀口賞受賞,現在大学院建築史・建築論研究室在籍)
担当者より
建築設計(デザイン)という行為は,抽象的な考えを具体的な空間に翻訳する作業であるといえます。「建築設計」の演習では,学生たちが自分で設定した目標に向かって,模型や図面を用いて具体的なデザインを制作していきますが,ともすると独りよがりなデザインになりがちなところを,先生たちが細かく指導し,社会的に価値のある建物へと導いていきます。また,アイデアやイメージだけでは建物は出来ないので,構造材料や環境設備などの技術的な裏付けについても,厳しい対応が求められます。しかし,これら一連の作業を終えて,一つのプロジェクトを完成したときの達成感は何にも変えがたいものがあります。ぜひ,この喜びを一緒に分かち合いましょう。(小林正美 教授)
建築設計(デザイン)という行為は,抽象的な考えを具体的な空間に翻訳する作業であるといえます。「建築設計」の演習では,学生たちが自分で設定した目標に向かって,模型や図面を用いて具体的なデザインを制作していきますが,ともすると独りよがりなデザインになりがちなところを,先生たちが細かく指導し,社会的に価値のある建物へと導いていきます。また,アイデアやイメージだけでは建物は出来ないので,構造材料や環境設備などの技術的な裏付けについても,厳しい対応が求められます。しかし,これら一連の作業を終えて,一つのプロジェクトを完成したときの達成感は何にも変えがたいものがあります。ぜひ,この喜びを一緒に分かち合いましょう。(小林正美 教授)
化学情報実験1~4
2~3年/専任教員
応用化学科のカリキュラムでは,ビーカーやフラスコを用いて化学実験を行う応用化学実験1~4とコンピューターを使用して実験を行う化学情報実験1~4・A~Dが大切な必修の実験科目として位置付けられています。
各化学情報実験では毎週一人一台のパソコンを使い,データ処理・数値計算・分子構造計算・反応過程計算・分子の動きや状態変化のシミュレーションなどの課題に取り組みます。普段の講義だけでは理解しにくかった事も化学情報実験を通して理解を深めることができ,より一層化学の面白さを学ぶことができます。(在学生:小林美穂)
応用化学科のカリキュラムでは,ビーカーやフラスコを用いて化学実験を行う応用化学実験1~4とコンピューターを使用して実験を行う化学情報実験1~4・A~Dが大切な必修の実験科目として位置付けられています。
各化学情報実験では毎週一人一台のパソコンを使い,データ処理・数値計算・分子構造計算・反応過程計算・分子の動きや状態変化のシミュレーションなどの課題に取り組みます。普段の講義だけでは理解しにくかった事も化学情報実験を通して理解を深めることができ,より一層化学の面白さを学ぶことができます。(在学生:小林美穂)
担当者より
パソコン内の複雑な計算で現実を模擬(simulation)出来ます。化学・化学工学の勉強、研究においては,化合物中の電子の挙動(分子軌道計算),原子・分子の集団の挙動(分子動力学計算),化学物質を合成・分離する装置内の熱・物質の移動(プロセスシミュレーション)など,模擬計算で予測でき、実際の実験あるいは教科書で学ぶことと併せて,より具体的に化学を理解し,修得出来ます。(茅原一之 教授)
パソコン内の複雑な計算で現実を模擬(simulation)出来ます。化学・化学工学の勉強、研究においては,化合物中の電子の挙動(分子軌道計算),原子・分子の集団の挙動(分子動力学計算),化学物質を合成・分離する装置内の熱・物質の移動(プロセスシミュレーション)など,模擬計算で予測でき、実際の実験あるいは教科書で学ぶことと併せて,より具体的に化学を理解し,修得出来ます。(茅原一之 教授)
プログラム実習1・2
1年生前期・後期/専任教員+特任教員
実習では、MAX/Cという本学情報科学科の玉木研究室で開発中のシステムを用いて、各自自分のペースで進めていくことになります。問題には2種類あり、プログラミングの知識を身につけるためのドリル問題と、実際に自分でプログラムを作成する練習問題があります。ドリル問題は変数に代入する値などが解くたびに変わり、値が変わっても対応できる、つまり本当に理解しているかを確かめることができます。練習問題はレベル分けされており、簡単な問題から解いていくことで、応用力を身につけることができるようになっています。
初めはプログラムなんてどう書いていいかもわからないし、C言語の授業を聞いてもわからないことだらけでした。しかし、座学で学んだ知識で実際にプログラムを書いて試行錯誤したり、わからないところはドリル問題を解いて知識の確認を繰り返していくうちに、理解を深めることができるようになります。最終的には誰かに聞かなくても自分で考えてプログラムを書くことができるようにまでなりました。聞くだけでなく、実際にやってみることの大切さはプログラミングでも変わりません。
プログラミングの基礎知識と実践力を身につけることによって、新しいことを学んでも、最初にあれだけ悩んでいたのが嘘のように、すっと頭に入るようになります。プログラムと親しくなるためにも、基礎を身につけるためにもとても大切で必要な実習です。
最後になりますが、自分でプログラムを書き、それが期待通りに動いた時の高揚感は素晴らしいものです。それは3年生になった今でも変わりません。難しく複雑なものであるほど感動は大きくなります。情報科学科に入って、その感動を最初に味わうことのできるのがこの実習です。
(在学生:山川拓也)
実習では、MAX/Cという本学情報科学科の玉木研究室で開発中のシステムを用いて、各自自分のペースで進めていくことになります。問題には2種類あり、プログラミングの知識を身につけるためのドリル問題と、実際に自分でプログラムを作成する練習問題があります。ドリル問題は変数に代入する値などが解くたびに変わり、値が変わっても対応できる、つまり本当に理解しているかを確かめることができます。練習問題はレベル分けされており、簡単な問題から解いていくことで、応用力を身につけることができるようになっています。
初めはプログラムなんてどう書いていいかもわからないし、C言語の授業を聞いてもわからないことだらけでした。しかし、座学で学んだ知識で実際にプログラムを書いて試行錯誤したり、わからないところはドリル問題を解いて知識の確認を繰り返していくうちに、理解を深めることができるようになります。最終的には誰かに聞かなくても自分で考えてプログラムを書くことができるようにまでなりました。聞くだけでなく、実際にやってみることの大切さはプログラミングでも変わりません。
プログラミングの基礎知識と実践力を身につけることによって、新しいことを学んでも、最初にあれだけ悩んでいたのが嘘のように、すっと頭に入るようになります。プログラムと親しくなるためにも、基礎を身につけるためにもとても大切で必要な実習です。
最後になりますが、自分でプログラムを書き、それが期待通りに動いた時の高揚感は素晴らしいものです。それは3年生になった今でも変わりません。難しく複雑なものであるほど感動は大きくなります。情報科学科に入って、その感動を最初に味わうことのできるのがこの実習です。
(在学生:山川拓也)
担当者より
プログラミングは、情報科学に必要な道具のひとつですが、この道具の重要さはどんなに強調してもしきれないほどです。新しいアイディアを情報システムのなかで形にして実現するまでの時間がどんどん短縮するなかで、現代社会が強力なプログラマ個人に依存する度合いはますます高まっています。そのことだけでも、プログラミング技術の習得がみなさんにとってどれだけ大きな武器になるかが想像できると思いますが、プログラミングの情報科学教育における意義はそれだけにとどまりません。
将来プログラミングを仕事の上で全く使わない人にとっても、プログラミング「能力」の習得は大きな意味を持つのです。プログラミングという作業には、情報科学・技術の分野で仕事をする際に常に必要となるありとあらゆる要素がつまっているからです。少し言葉が難しくなりますが、例をあげると、既存のシステムの仕組みを理解し、頭のなかにモデルを構築する力、その機能を組み合わせて新しい機能を設計する力、設計したものの動作を頭のなかでシミュレーションにより検証する力などです。
プログラム実習1・2では、WEB上に用意されたMAX/Cというシステムを使用します。大半の学生は、山川君のように自分でプログラムを作ることにより、どんどん目の前が開けていくのですが、このような作業を苦手とする学生もいます。たくさんのレベルの問題を用意し、進度に応じて問題を選べるようにするなど、全員の完全習得を目指してシステムの改良をつづけています。上に述べたようなプログラミング教育の重要性から、このシステムの改良にどれだけ努力を傾注してもしすぎることはないと考えています。
(玉木久夫 教授)
プログラミングは、情報科学に必要な道具のひとつですが、この道具の重要さはどんなに強調してもしきれないほどです。新しいアイディアを情報システムのなかで形にして実現するまでの時間がどんどん短縮するなかで、現代社会が強力なプログラマ個人に依存する度合いはますます高まっています。そのことだけでも、プログラミング技術の習得がみなさんにとってどれだけ大きな武器になるかが想像できると思いますが、プログラミングの情報科学教育における意義はそれだけにとどまりません。
将来プログラミングを仕事の上で全く使わない人にとっても、プログラミング「能力」の習得は大きな意味を持つのです。プログラミングという作業には、情報科学・技術の分野で仕事をする際に常に必要となるありとあらゆる要素がつまっているからです。少し言葉が難しくなりますが、例をあげると、既存のシステムの仕組みを理解し、頭のなかにモデルを構築する力、その機能を組み合わせて新しい機能を設計する力、設計したものの動作を頭のなかでシミュレーションにより検証する力などです。
プログラム実習1・2では、WEB上に用意されたMAX/Cというシステムを使用します。大半の学生は、山川君のように自分でプログラムを作ることにより、どんどん目の前が開けていくのですが、このような作業を苦手とする学生もいます。たくさんのレベルの問題を用意し、進度に応じて問題を選べるようにするなど、全員の完全習得を目指してシステムの改良をつづけています。上に述べたようなプログラミング教育の重要性から、このシステムの改良にどれだけ努力を傾注してもしすぎることはないと考えています。
(玉木久夫 教授)
幾何学II・同演習
3年後期/阿原 一志 准教授
担当者より
この授業では,1次元,2次元の図形についてのホモロジー群の計算と,分類定理について勉強します。1次元の図形とはつまり頂点と辺からなる図形ということになりますが,こういう図形について代数的枠組みから定義されたホモロジー群が,図形の幾何的性質をどのように反映しているかを勉強します。2次元では頂点・辺・面からなる図形ということで,多面体のような曲面を取り扱います。多角形の辺を張り合わせて図形を構成し,そのホモロジー群を求めて分類を考えます。
この授業の内容は位相幾何学(トポロジー)の最も初歩にあたりますが,「図形のつながり具合にのみ着目して分類する」という考え方はどの学生にとっても目新しいようです。一方で,ポアンカレ予想のような高度な話題に直結する内容でもあり,非常に真剣に聞いてもらえますので,教えるほうも毎回楽しみながら授業させてもらっています。
担当者より
この授業では,1次元,2次元の図形についてのホモロジー群の計算と,分類定理について勉強します。1次元の図形とはつまり頂点と辺からなる図形ということになりますが,こういう図形について代数的枠組みから定義されたホモロジー群が,図形の幾何的性質をどのように反映しているかを勉強します。2次元では頂点・辺・面からなる図形ということで,多面体のような曲面を取り扱います。多角形の辺を張り合わせて図形を構成し,そのホモロジー群を求めて分類を考えます。
この授業の内容は位相幾何学(トポロジー)の最も初歩にあたりますが,「図形のつながり具合にのみ着目して分類する」という考え方はどの学生にとっても目新しいようです。一方で,ポアンカレ予想のような高度な話題に直結する内容でもあり,非常に真剣に聞いてもらえますので,教えるほうも毎回楽しみながら授業させてもらっています。
熱血! 量子力学
3年前期/稲垣 睿 教授
ここ10年くらいで聞くようになったナノテクノロジーや,2008年にノーベル物理学賞をとられた分野の素粒子論。挙げれば枚挙に暇がありませんが,今挙げたものの考え方の土台になっているのが量子力学という学問です。高校や大学の低学年までで習ってきたのは目に見える大きさのものを扱う物理(古典物理学)だと思いますが,量子力学で扱うのは目に見えない小さなもの,例えば原子や電子です。
量子力学はとても大事なのですが,難しい科目でもあります。しかし,稲垣先生の量子力学の授業は,プリントを活用し,基礎を懇切丁寧に説明され,復習もしやすく,他の学科の学生も受講しに来る,わかりやすい授業です。演習の時間も含め5時間と長丁場ですが,先生の熱意のこもった授業・プリントを,まじめに取り組んだ人はメキメキと力をつけ,研究に活かしています。
(2010年修士1年:堀田陽平)
ここ10年くらいで聞くようになったナノテクノロジーや,2008年にノーベル物理学賞をとられた分野の素粒子論。挙げれば枚挙に暇がありませんが,今挙げたものの考え方の土台になっているのが量子力学という学問です。高校や大学の低学年までで習ってきたのは目に見える大きさのものを扱う物理(古典物理学)だと思いますが,量子力学で扱うのは目に見えない小さなもの,例えば原子や電子です。
量子力学はとても大事なのですが,難しい科目でもあります。しかし,稲垣先生の量子力学の授業は,プリントを活用し,基礎を懇切丁寧に説明され,復習もしやすく,他の学科の学生も受講しに来る,わかりやすい授業です。演習の時間も含め5時間と長丁場ですが,先生の熱意のこもった授業・プリントを,まじめに取り組んだ人はメキメキと力をつけ,研究に活かしています。
(2010年修士1年:堀田陽平)
電子の波動性も量子力学によって解明された:シリコン表面からの反射高速電子回折図
担当者より
原子や電子などのミクロな粒子は粒子でも波でもあることに学生はカルチャーショックを受けます。そこで止まらず自らの数学力を補いながら量子力学特有の考え方になんとかなじんでもらいたい。学生の真面目な努力が報われるような授業にしたいと考えています。
原子や電子などのミクロな粒子は粒子でも波でもあることに学生はカルチャーショックを受けます。そこで止まらず自らの数学力を補いながら量子力学特有の考え方になんとかなじんでもらいたい。学生の真面目な努力が報われるような授業にしたいと考えています。
総合文化ゼミナール「ドラキュラ」
1~2年/専任教員
総合文化ゼミナールは,一人の先生と少人数の学生によって意見を交わしたり討論をする授業です。その中でも僕は金井公平先生のゼミをとりました。
このゼミナールは長編小説をみんなで読み進めるというものです。具体的には『ドラキュラ』の小説を読んでいきました。ドラキュラという怪物を知らない人は少ないと思いますが,詳細を説明したりは出来ないという方が大勢いるのではないでしょうか。ゼミに参加して実際に読んでいくと,当然ですが知識も増え,その結果それまで自分が持っていたイメージも変わっていきます。また同じ小説を読んでも,参加者たちにはそれぞれにいろいろなとらえ方があるので,新たな発見がたくさんあることも魅力です。(在学生:金子雄輝)
総合文化ゼミナールは,一人の先生と少人数の学生によって意見を交わしたり討論をする授業です。その中でも僕は金井公平先生のゼミをとりました。
このゼミナールは長編小説をみんなで読み進めるというものです。具体的には『ドラキュラ』の小説を読んでいきました。ドラキュラという怪物を知らない人は少ないと思いますが,詳細を説明したりは出来ないという方が大勢いるのではないでしょうか。ゼミに参加して実際に読んでいくと,当然ですが知識も増え,その結果それまで自分が持っていたイメージも変わっていきます。また同じ小説を読んでも,参加者たちにはそれぞれにいろいろなとらえ方があるので,新たな発見がたくさんあることも魅力です。(在学生:金子雄輝)
担当者より
ホラー小説,ホラー映画の人気は,世紀末の頃に比較すれば多少目立たなくなったが,依然として根強い。「怪奇小説の現代性」を探る当ゼミナールでは,19世紀末英国で書かれ,現代でも人気が衰えない長編小説『吸血鬼ドラキュラ』を取り上げる。あらゆる種類の情報がぎっしり詰まった作品であるが,ドラキュラ狩りゲームとして楽しみながら読むことが可能なのである。同時にあまたの情報から必要な情報を選別し,想像力と推理力を駆使して綿密に読み進むことが必要とされるのである。そこでこの作品を読むことは情報処理能力の鍛錬と,現代最も不足している読解力の向上に役立つのである。
ゲームが好きな方や,読書が好きな方に特にお勧めのゼミナールです。(金井公平 教授)
ホラー小説,ホラー映画の人気は,世紀末の頃に比較すれば多少目立たなくなったが,依然として根強い。「怪奇小説の現代性」を探る当ゼミナールでは,19世紀末英国で書かれ,現代でも人気が衰えない長編小説『吸血鬼ドラキュラ』を取り上げる。あらゆる種類の情報がぎっしり詰まった作品であるが,ドラキュラ狩りゲームとして楽しみながら読むことが可能なのである。同時にあまたの情報から必要な情報を選別し,想像力と推理力を駆使して綿密に読み進むことが必要とされるのである。そこでこの作品を読むことは情報処理能力の鍛錬と,現代最も不足している読解力の向上に役立つのである。
ゲームが好きな方や,読書が好きな方に特にお勧めのゼミナールです。(金井公平 教授)