政治経済学部

在学生向け

関連情報

学部長メッセージ

政治経済学部~新たなステージに向けて

政治経済学部長  大六野 耕作

大六野政治経済学部長  

グローバル化時代に活きる政治経済学部の伝統

 政治経済学部が創立されたのは、1904(明治37)年。日本が近代国家としての体裁をどうにか整え、西欧列強を中核とした国際社会に参入しようとしていた時期でした。言い換えれば、西欧を中核とした政治と経済がアジアの最東端にまで広がった、その当時の「グローバル化」の時代に政治経済学部は生まれたのです。
 それゆえ、政治経済学部は「政治を解せずして経済を分らず、経済を分らずして政治を解せず」という、「グローバル化」の根本にあるダイナミックスの解明を学部設立の理念とすることになりました。この意味で、急速に進行する金融のグローバル化、所得格差の拡大、エネルギー問題、地球温暖化問題など、経済と政治のダイナミックスを解明することなしには解決不可能な問題が山積する現代ほど、政治経済学部の真価が発揮される時代はないと言えます。
 「グローバル化」がもたらす大規模な変動の中で、従来までの社会、経済、政治、文化をどのように再構築し、一人ひとりの人間が安心して生きることのできる社会を作り上げるか?この問題に、正面から取組むことが、まさに政治経済学部の使命だといえるでしょう。 

柔軟な能力を備えた人材の育成

 政治経済学部はこれまで、こうしたアクチュアルな問題に、バランス感覚をもって取組むことのできる人材を生みしてきました。政治学と経済学の有機的結合という理念が、政治学、経済学それぞれの専門性を重視しながらも、その双方に柔軟な目配りのできる人材を生み出してきたのです。
 このことは、政治経済学部のカリキュラムにも見事に反映されています。政治学科、経済学科、そして2002年に新設された地域行政学科は、それぞれの専門性を追求する一方で、他学科の科目履修も積極的に取り込んでいます。2008年度から始まった新カリキュラムでは、ゼミナールが教育の中核となり、学生はゼミナール教員の指導の下、研究テーマに即した科目履修を行うことになりました。学問の専門性を重視しながらも、現実の問題に即した柔軟な思考を育てること。これが、政治経済学部における人材育成の特徴だといえるでしょう。

新たなステージに向けて

 「グローバル化」があらゆる地域、領域に浸透している今日、一国で問題を解決することは困難です。それぞれの国の伝統や文化の違いを超えて、相手を理解し、議論を通じて問題解決に至る能力の育成が、決定的な重要性を持っています。これまでも「国際化」ということがしばしば唱えられましたが、「相手の歴史や文化を知り、自らを知り、お互いの違いを前提に議論する」という意味での「国際化」はまだまだ不十分だといえます。
 政治経済学部では、こうした認識に立って、2007年、学部内に独自の「国際交流委員会」を設置し、大学全体の「国際交流センター」とも連携しながら、学部独自の「国際化プログラム」を推進しています。2008年4月には、中華人民共和国の遼寧大学との間で学術交流協定が結ばれ、これを記念する講演会(「東アジアの中のグローバル化-日中双方の視点から-」)が開催されました。また、5月には米国のノースイースタン大学から18名の学生を受け入れ(28日間)、本学部の教員8名が英語で専門講義(全15回)を行うと共に、本学部の学生20名が3日間にわたって、ノースイースタンの学生と政治改革、社会保障等のテーマをめぐって英語で討論を繰り広げました。
 今後は、遼寧大学、ノースイースタン大学への学生派遣、教員の交換の検討など、「グローバル化」に対応した教育・研究体制の構築を目指してゆく予定です。政治経済学部は、創立の伝統を現代に活かしながら、新たなステージに向かいます。

上へ戻る

明治大学 MEIJIUNIVERSITY

© Meiji University,All rights reserved.