研究科長あいさつ

MBS、それは個人と企業の価値創造力形成の基盤

グローバル・ビジネス研究科 研究科長 木村哲 グローバル・ビジネス研究科 研究科長 木村哲

 我が研究科は、通称MBS(明治ビジネススクールMeiji Business Schoolの略)と呼ばれ、いわゆるMBA教育の実施とその高度化を図ってきました。MBSは、「知識社会」の厳しい競争環境において、個人のためには自らのビジネス専門性を高め潜在的能力を発揮できること、また企業のためには企業の価値創造を担う人的基盤育成の場として機能すること、そしてその結果として日本及びグローバルな社会発展に貢献することを自らの使命と考えています。

 MBSの特徴は、ビジネスについての実学の習得とグローバル社会で活躍するタフな精神の醸成を目指したいと考えていることにあります。学問一般がテーマにかかわる知識の獲得を目的としているのに対し、実学は普遍的理論を基礎にした知性の向上を基に、テーマにかかわる人間の育成に重きを置いています。例えば、医学は医者を育てることに重きを置く実学であって、病気についての知識の獲得と目的とする病理学とは異なるところが大きい、ということから実学の本質を知ることができます。従って、ビジネスにかかわる実学の高度化を目指す我がMBSでは、入学する皆さんにビジネスというテーマに関する知識を与えるための講義がなされると同時に、皆さんを優れた経営者やビジネスマンに育てることに重きを置いた教育・研究が展開されるということを知っていただきたいと思います。

 わがMBSでのビジネス実学は、ビジネス学一般から知識を獲得しながら、これを選択的に実務に使いこなす知恵、或いはビジネス学一般からの知識では対応できない分野での論理を創り出す知恵、そうした知恵を醸成することを目的としています。このことによって、「ビジネスの真髄がわかる」人間が育っていくと我々は信じています。

 
上記のような人間を育てるため、我々は、カリキュラム等にも工夫を凝らしています。ビジネスを取り巻く現実は多様化と変化を常に生み出し、経営者やビジネスマンはそれへの適応が要請されます。これに対処するため、必修科目に相当する基礎科目の強化、英語授業科目の強化、ビジネスをあらゆる方面からとらえるべく多様な科目(約170科目)の提供、更には、毎年、科目の見直しを行い、新しい事象に適応する科目を積極的に取り入れるようにしています。更に、獲得した知識を現実に応用する知恵、論理を導く知恵を醸成することを狙って、創造力を高めるための科目、現実問題を解くためのケースメソッド科目、教師とディスカッションをして論理を導き出す演習科目などが数多く設置されている他、学生が主体的に知識の交流を行うビジネスコンテストやランチョンセミナーなども開催しています。またMBSは、学生諸君に、卒業してからも、科目等履修生制度、OBネットワーク活動、各種勉強会・セミナーへの招待等を活用して、成長し続けるための生涯教育サポートの提供を目指しています。MBSに入学して大きな飛躍の機会を得た学生諸君の勉学と活躍を大変期待しています。

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