明治大学研究推進員 福岡英典 (コーディネーター 商学部教授 水野勝之)
この授業は四人の講師が三回ずつ担当して行われます。社会で活躍するには個人としての知識やスキルだけでなく、周囲とのコミュニケーション能力や状況に応じた判断能力が求められます。本講座ではそういった能力を養成することを目的に、バックグラウンドの異なる各講師が様々なシチュエーションを提供します。そして与えられた課題に対して短時間で解決策を提示してもらいます。
私が担当するのは「ソーシャルビジネス」。多くの社会問題をどうやって解決していくかというテーマです。高齢者福祉や世界の貧困問題、環境問題・・・・・・世の中には解決しなければならない社会問題が山ほどあります。
最近はエコブームで、多くの企業が環境問題を積極的にビジネスに取り入れてきています。むしろエコビジネスが最も注目を集める時代となってきました。この動きは今後もますます拍車がかかるでしょう。世の中はソーシャルビジネスの時代なんです。
2011年3月11日、東日本大震災が発生しました。明治大学でもただちに震災復興支援センターが設置され支援を開始しました。そして多くの学生が様々なかたちで復興支援に関わってきました。
2011年の講座ではこの震災をテーマにし、いったい我々に何ができるかをみんなで徹底的に考え合いました。もちろんあまりに大きすぎる問題のため、できることできないことがあります。でも何かできること、そしてほんの少しでもいいから被災地のためになることがあるはずです。仮設住宅に住んでいる一人の人を笑顔にできたらそれでいいんです。そして実際に多くの面白いアイデアが生まれました。
いきなりアイデアを出せと言っても出るものではありません。ですが社会で活躍していくには、アイデアや企画力のある人間でないといけません。アイデアは経験や知識の組み合わせから生まれますが、この講座ではそういったアイデアを生み出すためのトレーニングをしながら、高い創造力を身につけてもらうことも目的としています。