明治大学大学院の教育研究 ~大学院長からのあいさつ~

ともに学ぼう!知の再生に向けて





大学院長
博士(経営学)

小笠原 英司 教授

明治大学大学院の教育と研究

明治大学大学院の発展
 1881年創立の明治大学は昨年130周年を迎えました。1952年にスタートした大学院は創設60周年にあたります。本学大学院修了生は国内外の各分野で活躍していますが、特に博士後期課程修了生の多くが各学界で指導的役割を果たし、若手研究者もいま全国の大学や研究機関等で活躍しています。本学大学院は長らく、法、商、政経、文、理工、農、経営の各学部を基礎とする7研究科体制で発展してきましたが、近年情報コミュニケーション研究科と教養デザイン研究科が加わり、さらに昨年度の先端数理科学研究科と今年度開設の国際日本学研究科が新設され、11研究科となりました。明治大学大学院は長年の伝統の上に、新たな発展の芽を育てつつ成長しています。
明治大学大学院の特徴

 現代の高度知識社会において、最高学府としての知の伝承を学部教育のみで担うことは、もはや現実的に不可能となっています。またわが国は少子・高学歴化の進行のなかですでに大学全入時代を迎え、大学院教育の重要性が高まっています。この点でも本学大学院は、理工学研究科の学部-大学院一貫教育、経営学研究科のマレーシア工科大学とのダブル・ディグリー制、すべての研究科で推進する海外協定校連携、国際化対応のための英語による授業など、わが国大学院改革の先例となる種々の対応策を実現しつつあります。また、学部卒業後2年年余に及ぶ大学院生活は過重な経済的負担を伴います。明治大学は早くから種々の奨学金制度を設けているばかりでなく、RA・TA制度や助手制度による給与支援、学会発表・大会参加助成など、院生の要望に沿った支援策を充実させる努力を継続しています。

明治大学大学院から、新たな知の発信を!

 いま、自然科学、人文・社会科学を問わず、東日本大震災によって揺らいだ科学技術と科学知識への信頼を回復するにはどうすべきかが問われています。それは大学の教員・研究者のみならず、大学院生にも等しく投げかけられた大きな課題です。この度の大災害の検証と復興対策は、政治や行政だけの問題ではなく、すべての学問、すべての科学が根本的な自省のなかで全力を挙げて取り組まなければならない学問的課題です。現代の技術文明を作り上げた世代の責任は、いつかまた同じ轍を踏むことがないように、次代を築く世代に現代科学の実像を虚偽なく伝えること、そして、次代を担う人々が自分たちの生活と社会と世界を自らの意志と知性によって構想することができるように助成することにあると考えます。明治大学大学院は、そのような場と機会として在り続けることを目指します。次代を創造する新たな知識と智恵を、わが明治大学大学院から世界に向けて発信しようではありませんか。

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