現代社会学専攻

現代社科学専攻とは

 現代社会学は、市民運動や市民活動の現場に触れながら実践的に社会学をしよう、という学問領域です。認識対象と共振れする自分の身を観測装置として活用するなかで新しい知見をもつことを臨床の知といいます。生きた現実に触れると、触れた自分も動きだします。何かを見るときに、見たことによって見ている自分も変わり、最初の何かが別のものとして現れてくるかもしれません。
 今日の日本の社会の中には、環境保護やゴミ処理の問題、老齢者や障害者の支援、地域で作られたものを地域で消費する循環型社会づくり、あるいは町おこしによる地域活性化など、さまざまなところで多様な人々が市民運動や市民活動に取り組んでいます。
 現代社会学専攻では、現代社会について理論的に学ぶとともに、大学の外にあるこのような市民運動・市民活動の現場に出かけていき、人々の話を聞き活動にも参加します。このことにより現代社会学専攻で学ぶ学生一人ひとりが臨床の知を身をもって体験する、そして卒業した後もこの体験を生かし続けることを目指しています。
 現代社会学専攻は、授業と学外での実習をとおして臨床の知を体験し、深め、社会に巣立っていこうと考える人たちのための専攻なのです。
 だからといって、客観的な認識をやめてしまえ、というのではありません。むしろ臨床的認識は、認識者が認識対象と共に動くこと自体を、認識装置として流用するタイプの客観的認識です。臨床社会学は、こういった観点を取り入れて、さまざまな社会現象を研究します。実践的にものごとにかかわると、何が望ましいかという価値が問われます。さまざまな価値が多元的にせめぎあう現場に価値を背負って入っていきながら、しかも多元的な価値の共存を支えていくことをめざします。ただ本を読んで勉強するだけでなく、フィールド・ワークや社会活動などで、この身に技を養うことも必要になります。むしろ、心と社会が一つになってうごめいているような現象を、明晰に認識する努力が必要になります。

 2011年度より、専攻名を「臨床社会学専攻」から「現代社会学専攻」に改称し、一層多角的な視点から、さまざまな問題を抱えるこの現代社会を、学問的・実践的に探求していくことを目指しています。

現代社会学専攻履修モデル

  1年次 2年次 3年次 4年次
専攻必修 心理社会研究基礎演習Ⅰ
心理社会研究入門A・B
身体と社会
 
心理社会研究基礎演習Ⅱ
心理社会調査研究法A・B
 現代社会学演習
現代社会学実習
ライフサイクルと人間Ⅰ・Ⅱ
卒業論文
専攻選択 市民活動論、臨床社会学、環境社会学、社会的逸脱論、社会ネットワーク論、社会意識論、アイデンティティ論、情報社会論、コミュニティデザイン論、、臨床福祉心理学Ⅰ・Ⅱ、カウンセリング論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、コミュニティ心理学、人格心理学、発達心理学、社会心理学、認知心理学、学習心理学、心身関係論 障害学、ターミナルケア、マイノリティ論、ジェンダー論、ソーシャルワーク論、社会運動論、ジェンダー論、ソーシャルワーク論、社会運動論、現代社会論、社会的共生論、障害者(児)心理学、精神医学、産業心理学、犯罪心理学、臨床福祉心理学、深層心理学、グループカウンセリング技法

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